グルコサミンとは、人体の中に存在するアミノ糖の一種です。
アミノ糖というのはちょっと専門的な話になりますが、糖の一部分がアミノ基に置き換わった物質です。
よく、美容成分、美白成分としてヒアルロン酸という言葉を聞くと思いますが、そのヒアルロン酸の主成分になっているのが、このグルコサミンなのです。
このことからすると、グルコサミンは肌や美容に関係のある成分であることが分かりますが、実はそれ以上に重要な役割を人体の中で果たしています。
グルコサミンはN-アセチルグルコサミンという形を取って人体の内部に遊離していますが、これはタンパク質の合成に深く関わっており、プロテオグリカン複合体を作り上げるのに一役買っています。
このプロテオグリカン複合体こそ、人体の軟骨成分であり、人がはじめから持っているクッション機能の中核をなす部分なのです。
数十cmの高さから飛び降りるのは怖いと思いますか?普通は思いません。
でも、その高さから物を落としたら壊れますね。
この違いは人体のクッション機能から来ています。
もちろん、人体の関節が曲がることでショックアブソーバーのような役割を果たしているのですが、それだけではありません。
実際、数十cmの高さであれば関節を曲げなくても着地することが出来ます。
それは関節内部で軟骨がクッションの役割を果たしているからなのです。
グルコサミンはこのクッション機能を受け持つ軟骨の生成に深く関わっているのです。
グルコサミンは体内に存在しているアミノ糖の一種で、肌の再生や軟骨生成に深く関わっている物質です。
グルコサミンが欠乏すると軟骨再生がスムーズに行かないため、徐々に膝などの軟骨が磨耗し、最終的には骨同士が接触して痛みを生じるようになります。
これを変形性関節症といいますが、グルコサミン不足は変形性関節症を引き起こすと言われています。
この変形性関節症は日本で爆発的に増え続けていることが分かっています。
昭和62年には40万人程度だった日本の変形性関節症患者数は平成8年には80万人近くへと膨れ上がっているのです。
この背景には、食生活や労働条件の変化、また何より高齢化が進んでお年寄りそのものが増えたことが挙げられます。
いずれにしても日本において変形性関節症は大きな社会問題と言われるようになっているのです。
変形性関節症に罹ると、「少し歩くだけでも膝が痛い」、「階段の上り下りがつらい」、「膝に水が溜まる」などの症状が出、生活に著しく影響が出る場合も少なくありません。
グルコサミンは、この膝の軟骨を作り上げている主成分なので、グルコサミンを摂取することで変形性膝関節症を予防したり、症状を緩和することが出来るのではないかと期待されているのです。
今のところ、グルコサミンを単体で服用するだけで変形性関節症が治癒したという結果は出ていませんが、積極的に摂取することで膝が随分楽になったという声を良く聞きますから、ある程度の効果を期待することが出来そうです。
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